脂漏性皮膚炎・湿疹の乾燥した肌の保湿にワセリンを塗ると症状が悪化する原因とは?
ワセリンは、赤ちゃんの肌にも使えるほど刺激の少ない保湿成分ですが・・・、
脂漏性皮膚炎・湿疹の敏感な肌にワセリンを塗ると症状が悪化してしまいます。
ワセリンを塗布すると症状が悪化する原因とは?
脂漏性皮膚炎・湿疹の肌にワセリンを塗布すると、痒みや皮膚の剥がれ、赤み、痛みが悪化する理由は、脂漏性皮膚炎・湿疹の原因菌の増殖にあります。
ワセリンを使う方は、市販の化粧水や美容液、保湿クリームよりもワセリンの方が、肌に刺激が少なく負担が少ないと思って使って選んでいると思うのですが、
実は、良かれと思ってワセリンを塗布すると脂漏性皮膚炎・湿疹の原因菌である『マラセチア真菌』が増殖してしまい症状がワセリンを塗る前より悪化してしまうのです。
脂漏性皮膚炎・湿疹の原因菌が増える理由とは?
頭皮や顔、体の脂漏性皮膚炎・湿疹を引き起こす原因の『マラセチア真菌』は、もともと肌の健康を維持する常在菌です。
皮脂バランスの良い肌の状態では、『マラセチア真菌』は、免疫の役割をしているのですが・・・、
脂漏性皮膚炎・湿疹の皮脂が過剰に分泌されている肌の状態では、異常に増殖してしまうのです。
その理由は?
『マラセチア真菌』は、皮脂を栄養としているからです。
肌に合ったスキンケアで皮脂バランスの良い状態やそれほど酷くない肌の乾燥にはワセリンは、刺激の少ない保湿成分として十分、保湿効果が期待できます。
しかし、脂漏性皮膚炎・湿疹の皮脂の多い肌の状態にワセリンを塗布する事は、『マラセチア真菌』に栄養(エサ)を与えているようなものです。
マラセチア真菌が増えやすい部位
マラセチア真菌は、肌に常在しているカビ菌で、皮脂を栄養に湿気の多い部位では、過剰に増殖しやすくなります。
特に頭皮や脇、デリケートゾーンなどの皮脂腺が多く湿気で蒸れやすい部位に“痒みや皮膚の剥がれ、赤み、肌の表面の痛み”の症状が出やすくなるのはこのためです。
ワセリンで悪化してしまった肌のスキンケアのやり方
ワセリンを塗布する事で悪化してしまった脂漏性皮膚・湿疹のスキンケアのやり方は、とてもシンプルです。
脂漏性皮膚・湿疹の原因の『マラセチア真菌』は、カビ菌の一種ですから、
まず始めにスキンケアの基本になる洗浄に抗真菌の洗顔料やシャンプー、ボディーソープを使っていきましょう。
使い始めに、痒みが軽くなるなど効果を実感できる方も入りかと思いますが、症状が一時的におさまっている状態なので、約1~2ヶ月は、継続して使用していきましょう。
頭皮や体の脂漏性皮膚炎・湿疹の洗浄には、石油系の界面活性剤を配合していない無添加のの抗真菌シャンプーやボディーソープをお試し下さい。
洗浄後の皮質には、ワセリンのような市販の良質の保湿成分を配合した化粧水やクリームを使ってはいけません。
ワセリンや良質な保湿成分は、先に述べたように『マラセチア真菌』の栄養(エサ)になってしまいます。
常在菌のバランスを整えるローションや化粧水での保湿ケアが必要になってきます。
脂漏性皮膚炎・湿疹にしようできるスキンケア用品
脂漏性皮膚炎・湿疹の洗浄には、皮膚科医が監修した【KADASON】カダソン洗顔フォームとスカルプシャンプーとボディーソープが最適です。
常在菌に着目して作られた99%天然由来成分のアミノ酸系の洗浄剤です。
>> 頭皮の辛いカユミとフケにおすすめのシャンプー【KADASON】
顔の脂漏性皮膚炎の洗顔後の保湿には、セラミドとグリセリンを配合したカダソン化粧水が最適です。
乾燥を抑えて皮脂の分泌を減らすことで皮膚常在菌のバランスを整えるセラミド化粧水です。
>>> 脂漏性皮膚炎用スキンケア(洗顔&化粧水)【KADASON】
どちらも症状が治まっても肌の生まれ変わるターンオーバーのサイクルの約1~3ヶ月は、継続して、脂漏性皮膚炎・湿疹が繰り返さないように肌の状態をみまながら使用していきましょう。